2022年03月19日

陸上自衛隊 半長靴3型 2005年度

2005年度納入の半長靴3型です。

見た目は半長靴2型と全く同じですが、名称は半長靴3型になりました。

これは最初期の半長靴3型なので、半長靴と同じく履き口の後ろにつまみが付いており、ベロの部分は革製です。

内張りの材質はゴアテックスが採用されているので防水機能があります。

もしかすると内側の材質も半長靴2型とは異なる物を使用しているのかもしれませんが、材質等がタグに表記されていないので不明です。

2005年から中敷きは現行の半長靴と同じ硬い材質に変更されました。

半長靴2型は戦闘装着セットには含まれません。戦闘靴2型,一般用と全く同じ仕様で準拠品にあたります。

補給管理上の取り扱いは、「半長靴3型」は被服、「戦闘靴2型,一般用」は需品器材と区別されます。

あくまで初代の「半長靴」の後継として調達されていました。





  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 13:00陸上自衛隊

2022年03月18日

陸上自衛隊 正帽、女子、陸、尉官用 2004年度

1991年に制式採用された91式制帽,女子の尉官用です。

いわゆる「ハイバック帽」と呼ばれているデザインになります。

あご紐はゴム製で、男性用のように黒いあご紐を使用する事は出来ない造りになっています。

帽章は女性の制帽専用となっており、ネジ式とピンの2つが付いています。

1等陸尉~3等陸尉、幹部候補生陸曹長、准尉が着用するので、幹部用の制帽としては最も仕様範囲が広いです。


  


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2022年03月12日

陸上自衛隊 防寒戦闘服,外衣(装甲用) 2004年度

戦闘装着セット構成品の防寒戦闘服,外衣(装甲用)です。

上衣の背中に救助用持ち手が付いており、戦車や装甲車内で負傷した際は持ち手を引っ張り負傷者を車外に搬出できるようになっています。

ズボンは一般用と全く同じ仕様です。防寒戦闘服,外衣のズボンには装甲用は存在しません。






  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 13:00陸上自衛隊

2022年03月11日

陸上自衛隊 戦闘雑のう,空挺用 2003年度

第一空挺団の隊員に支給される戦闘雑のう,空挺用です。

戦闘雑のう,一般用と比べて容量が2倍近く多く、ショルダーハーネスにはクッションが入っているので肩への負担も抑えられます。

雑のうはジッパーで開閉できる構造になっています。

外側にもファステックスで開閉できるポケットがあり、A4サイズのノートが丁度納まるサイズです。

戦闘背のう,空挺用と連結して使用する事も可能ですが、残念ながら戦闘背のう,空挺用は未だ未入手です。



  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 17:00陸上自衛隊

2022年03月05日

陸上自衛隊 略帽 陸曹、幹部用 1990年代

ベレー帽と言えば、PKO派遣、イラク復興支援などで散見されましたが、一般隊員にも支給されています。

桜マークの帽章が付いており、幹部と陸曹用は同一の物を使用しており、陸士は金属製の帽章がついています。


  


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2022年02月27日

陸上自衛隊 作業服,女子,陸,改 1998年度

1990年代後半の女性自衛官用の作業服で、両胸ポケットのボタンは露出タイプです。

女性自衛官用の作業服は、1992年にポケットが隠れているタイプの物が納入されていましたが、再び両胸ポケットのボタンが露出しているタイプに変更されました。

若干の仕様変更が加えられ、材質は従来の綿・ビニロン混紡(50:50)のままですが、両胸のボタン、上衣の裾はズボンに入れない仕様になりました。





  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 21:00陸上自衛隊

2022年02月25日

陸上自衛隊 戦闘服,装甲用 1994年度

戦闘装着セット構成品の防寒戦闘服,外衣(装甲用)です。

上衣の背中に救助用持ち手が付いており、戦車や装甲車内で負傷した際は持ち手を引っ張り負傷者を車外に搬出できるようになっています。

救助用持ち手を引っ張って、上衣のみが脱げるのを防止するため、、上衣の内側のベルト通しとズボンを連結してつなぎのように着用する事も出来ます。

材質はポリアミド:難燃レーヨン(45:55)が使用されており、非常に厚手の生地です。





  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 18:00陸上自衛隊

2022年02月20日

陸上自衛隊 戦闘服(一般用) 1992年度

戦闘装着セット構成品の戦闘服,一般用です。

1992年度納入ですから、戦闘装着セットが制式採用された最初の年に納入された物になります。







戦闘装着セット構成品の戦闘帽です。

帽章は曹士用で、採用当初はネジ式でした。

1990年代後半から帽章は縫い付けに変わっています。


  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 08:00陸上自衛隊

2022年02月12日

陸上自衛隊 背のう、空挺用、78式 1990年度

その名の通り、第一空挺団が1978年に採用した背のうです。

背のう、一般用より容量が多く、外側に大型のポケットが2つ付いています。

側面にあるジッパーでも開閉できるので、横からも背のうの中身を取り出す事ができるようになっています。

予備傘の下に背のうを引っ掛ける金具も付いており、背のうを携行したまま空挺降下ができる構造です。



  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 06:20陸上自衛隊

2022年02月11日

陸上自衛隊 需品学校 背のう空挺用(参考品) 1989年度

1989年(平成元年)、千葉県松戸市に所在する陸上自衛隊 松戸駐屯地の需品学校、及び船橋市に所在する習志野駐屯地の第一空挺団にて試作品の戦闘装着セットが試験採用されました。

第一空挺団で試験採用されていた背のう空挺用(参考品)です。後に制式採用された「戦闘背のう,空挺用」よりも収納数が少なく、どちらかと言うと、外観は戦闘背のう,一般用に近いです。

戦闘装着セットの材質は試作段階で「ポリエステル生地」または「ナイロン生地」の2種類があり、最終的にはポリエステル生地の戦闘装着セットが採用されました。

今回紹介する背のう空挺用は「ポリエステル生地」で、やや色味が明るめです。

戦闘装着セットの試作品には、迷彩服(一般用,空挺用)、中間迷彩、防弾チョッキ、防寒外衣、つりバンド、弾帯、集約チョッキ等も存在します。

1992年(平成4年)に現在の陸上自衛隊の迷彩が制式採用されました。



  


Posted by 歴代の自衛隊装備 at 13:00陸上自衛隊