2022年02月10日

陸上自衛隊 需品学校 集約チョッキ 新小銃用(参考品) 1989年度

1989年(平成元年)、千葉県松戸市に所在する陸上自衛隊 松戸駐屯地の需品学校、及び船橋市に所在する習志野駐屯地の第一空挺団にて試作品の戦闘装着セットが試験採用されました。

集約チョッキ 新小銃用(参考品)です。

当時の新小銃である「89式5.56mm小銃」用の弾入れ1本用が4個、手りゅう弾用弾薬のうが2個ついています。

フリーサイズで両肩、両脇腹の調節が可能です。背面はメッシュ生地になっており、背のう携行時に背中の通気性を確保できるようになっています。

複数のバリエーションが存在するようで、64式小銃用、弾入れをクリップで取り外しできるタイプ、白色等もあったそうです。

結局、集約チョッキは制式採用されず、試験段階で幻に終わってしまいました。

戦闘装着セットの材質は試作段階で「ポリエステル生地」または「ナイロン生地」の2種類があり、最終的にはポリエステル生地の戦闘装着セットが採用されました。

今回紹介する集約チョッキ新小銃用(参考品)は「ポリエステル生地」です。

戦闘装着セットの試作品には、迷彩服(一般用,空挺用)、中間迷彩、防弾チョッキ、防寒外衣、つりバンド、弾帯、背のう等も存在します。

1992年(平成4年)に現在の陸上自衛隊の迷彩が制式採用されました。

陸上自衛隊 需品学校 集約チョッキ 新小銃用(参考品) 1989年度
陸上自衛隊 需品学校 集約チョッキ 新小銃用(参考品) 1989年度
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Posted by 歴代の自衛隊装備 at 18:00 │陸上自衛隊