2022年02月06日

陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) 1989年度

1989年(平成元年)、千葉県松戸市に所在する陸上自衛隊 松戸駐屯地の需品学校、及び船橋市に所在する習志野駐屯地の第一空挺団にて試作品の戦闘装着セットが試験採用されました。

1992年(平成4年)から制式採用されている「戦闘服,一般用」の原型となったのが、需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品)です。

試作品の特徴として、試作段階では両胸ポケットの上に偽装ループが、左腕のペン刺しの隣に「戦闘服,空挺用」と同様に「耳栓ポケット」が付いています。(いずれも制式採用された「戦闘服,一般用」では省略。)

陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) の契約者は「クラレ(ユニチカ)」と表記されていました。

クラレとユニチカは旧迷彩の時代から現在も自衛隊の迷彩服を調達している老舗企業です。

通常、契約者は一社のみですが、なぜこのような表記になったのかが謎です。

試作品の戦闘装着セットには、戦闘服(空挺用)、中間迷彩、防弾チョッキ、防寒外衣、つりバンド、弾帯、集約チョッキ等も存在します。

1992年(平成4年)に現在の陸上自衛隊の迷彩が制式採用されました。

陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) 1989年度
陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) 1989年度


陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) 1989年度
陸上自衛隊 需品学校戦闘服一般隊員用A(参考品) 1989年度





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Posted by 歴代の自衛隊装備 at 08:00 │陸上自衛隊